軍用機ミュージアム

Ｆ２２　先制発見、先制撃破

沖縄・嘉手納基地に着陸するＦ２２。主翼下のパイロンに大型の増槽タンクをつり下げている。ステルス性を求められるミッションの場合、増槽タンクのようにレーダー波を反射しやすい装備は携行しない＝２００７年２月１８日撮影。【時事】

　Ｆ２２は、高い索敵能力ではるか遠方から敵機を捕捉、ステルス性を生かして気付かれずに近づき、先制攻撃で撃ち落とすのが持ち味だ。搭載しているアクティブ・フェイズドアレー・レーダーは、最大探知距離２５０㎞とされ、高速で移動する複数の目標を同時に攻撃することもできる。対空ミサイルを胴体側面と下部に設けられたウエポンベイ（兵器倉）に格納、機体のステルス性を損なわないようになっている。左右の側面ベイには近距離用サイドワインダーミサイル各１発、胴体下部のベイには中距離用ＡＩＭ１２０ミサイルを最大６発格納できる。