軍用機ミュージアム

F22 世界最強の猛禽類

 米空軍の最新鋭戦闘機。ステルス性と戦闘能力の高さを両立することを前提に設計され、いずれの能力も現用主力のF15イーグル戦闘機を上回る。従来の戦闘機に比べ未来的なフォルムに見えるのは、敵のレーダー波を拡散しやすい機体形状としたためだ。そのほかにも赤外線放射を抑えるエンジン排気システムなど、発見されにくいさまざまな仕組みを取り入れているが、それによって運動性や兵器搭載能力が損なわれることはなく、きわめてバランスの取れた機体となった。最高速度はマッハ2を超え、アフターバーナー(エンジンの推力を上げるための再燃焼装置)を使用しなくてもマッハ1.8以上を出す超音速巡航能力を持つ。通称の「ラプター」は猛禽(もうきん)類を意味する。

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