最高裁は事件ごとの裁判員候補者に選ばれた人に送る呼出状と質問票のモデル案を作成した。全国の地裁・支部はこれを参考に、地域に特有の事情を盛り込むなどした独自の質問票を取りまとめる。早ければ6月上旬ごろから候補者へ郵送される。
呼出状には、選任手続きのため裁判所へ出向く日時や、その後の公判日程が記載されており、裁判所が初公判の6週間前までに発送する。候補者は辞退希望があれば理由などを質問票に記入し、指定の期限内に返送する。
3-4日程度で裁判が終わる場合には、呼出状と質問票が同時に届く。長期にわたる場合は、まず質問票だけが届き、書面審査で辞退が認められた人が除外され、参加可能とされた人にのみ呼出状が送られる。
このほか、手続きの流れなどをまとめたパンフレットや裁判所への案内図、保育・介護施設の利用案内なども同封される。
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