日比野、世界で飛躍を=21歳、ツアー2戦目でV
女子テニス
女子テニス界に現れた新星、日比野菜緒選手(21)が世界の舞台に踏み出した。昨年10月のタシケント・オープンでWTAツアー初優勝を果たし、今年1月の全豪オープンでは四大大会にデビューした。
愛知県一宮市出身。10歳でテニスを始め、名古屋経大高蔵中では2009年に全国中学生大会の単複で準優勝した。中学卒業と同時にオーストラリアへテニス留学し、岡山学芸館高卒業後の13年プロ転向。大きなタイトルとは無縁だったが、地道に経験を積んで昨年、ツアー出場2大会目で優勝した。日本女子としては9人目の快挙だった。
全豪ではマリア・シャラポワ選手(ロシア)に1回戦でストレート負けした。初めての大舞台の相手が、実家の部屋にポスターを張っているという憧れのスター。トップレベルとの差を肌で感じ、貴重な経験を得た。
精力的に試合に出場し、世界ランキングが一時50位台へと急上昇。8月のリオデジャネイロ五輪出場に手の届くところまで来た。出場権は原則として、6月6日時点の上位56人に与えられる。「小さいころから日本代表に憧れていた。五輪は大きな目標だから絶対に出たい」と言う。
日本テニス協会の20年東京五輪強化対象選手。「全てのショットがレベルアップしないと、ランキングの上にいることは難しいと思う」と課題を挙げる。2月の国別対抗戦フェド杯も経験し、日本のエースを目指す自覚は高まっている。(2016年03月14日)