急成長、リオでボルトに挑戦=16歳のサニブラウン選手
陸上
陸上の男子短距離で急成長を続ける16歳が、その名をとどろかせている。東京・城西高2年のサニブラウン・ハキーム選手。7月の世界ユース選手権で100、200メートルともに大会新記録で優勝。8月に北京で行われた世界選手権では日本選手史上最年少で代表入りし、200メートルで準決勝に進んだ。「東京五輪の星」と目された存在は一躍、来年のリオデジャネイロ五輪でも期待株となった。
自己記録は100メートルが10秒28で、200メートルは20秒34。中学3年からの2年間で、それぞれ0.6秒、1.51秒とタイムを縮めた。世界ユースで出した200の自己ベストは、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が十代で出した大会記録を上回った。
父親はガーナ人で、日本人の母親は元陸上選手。身長187センチで、大きなストライドを生かしたダイナミックな走りが魅力だ。フォームが粗削りな分、まだまだ伸びしろを感じさせる。
小学3年で陸上を始めたころは、スタート前に緊張するため「いやいやだった」という。今では大舞台でも気後れすることなく、世界選手権200メートル予選では着順を確認しながらゴール。「横を向く余裕があった」と言ってのけた。憧れのボルトとは同組で走れなかったため、「悔しい。来年に持ち越し」とも。リオで挑戦できる日を、心待ちにしている。(2015年10月26日)