初舞台で高い完成度=鬼塚、16歳最年少V=
スノーボードの世界選手権は21日、オーストリアのクライシュベルクで男女スロープスタイルが行われ、女子で16歳の鬼塚雅(バートン)が初優勝した。日本選手がスノーボードで金メダルを獲得したのは、2009年大会の男子ハーフパイプで青野令が優勝して以来2人目。16歳3カ月での優勝は男女を通じてスノーボード世界選手権史上最年少。
決勝2回目。高難度の技を次々と決めると、鬼塚は両手で派手にガッツポーズをしながらゴール。92.50点の高得点が表示されると、思わず叫び声が出た。
さらに高得点を狙った3回目は、エアで尻もちを着き得点を伸ばせなかった。ライバルが3回目で高得点を挙げたため、「焦った」そうだが、2回目の高得点は、世界選手権のスロープスタイルで日本勢初、スノーボードでも2人目の快挙達成には十分だった。
16歳3カ月での金メダルは、世界選手権で史上最年少。最初のエアで決めた2回転半が決め手となった。「全ての技の完成度が上がり、挑戦できるメンタルになった」。初めての世界選手権に臨んでも、いつもの力を存分に出し切った。
外国勢に比べると、一回り小柄な158センチ、47キロの体で、スピードに乗って難度の高い技を決める姿は圧巻だった。「これから、いろいろな国際大会でも優勝して、3年後の五輪でもいい成績を残せるようにしたい」。伸び盛りの新星の夢が大きく広がった。(2015年01月21日)