一年納めの大舞台
=羽生、存在感示すか=
ソチ五輪で金メダルに輝いた2014年を締めくくる大きな舞台。3連覇も懸かる羽生に余分な気負いはない。「3連覇は全く自分の中では意識してない。ただSPとフリーをやる試合と意識している」 開幕を控えた練習では、普段よりもジャンプのミスがあったが、感覚を徐々につかむように2種類の4回転ジャンプも着氷した。
雑念が消えたような表情は本来の姿に戻った証しだ。体にはまだ中国杯での衝突による影響が残っているが「練習に対する心持ちが全く違うものになった」。復活の2連覇を遂げたGPファイナルから2週間弱で臨む今大会に向けても「あの時の状態を維持するのではなく、もう一回つくり直すことを考えてきた」と、なお前に進む気構えだ。
第一人者だった高橋大輔や、織田信成が引退。17歳の宇野ら新たな力も芽生えてきた。清新な空気が漂う中で、エースの存在感を見せつけられるか。「試合の結果に、五輪王者ということなど全く関係ない。今の自分ができることをしっかりやりたい」。滑りで示す。(2014年12月25日)