JSPOスポーツ 2014年11月17日:時事ドットコム

JSPOスポーツ 2014年11月17日

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田中が初優勝―横浜国際女子マラソン
=19歳岩出は3位=

横浜国際女子マラソンは16日、来年の世界選手権(8月、北京)代表選考会を兼ねて、横浜市の山下公園を発着点とする42.195キロで行われ、田中智美(第一生命)が2時間26分57秒で初優勝し、代表の有力候補となった。日本選手の優勝は3年ぶり。
 田中は40キロすぎからフィレス・オンゴリ(ケニア)と一騎打ちとなり、ゴール直前で競り勝った。19歳の岩出玲亜(ノーリツ)が初マラソンで2時間27分21秒の3位に入った。野尻あずさ(ヒラツカ・リース)が5位。
 2009年に始まった同マラソンは6回目の今回で終了した。(スタート時の気象=晴れ、気温14度、湿度46%、東南東の風1.6メートル) オンゴリとの一騎打ちとなった最後の直線。田中は沿道の大声援に「負けられない」と奮い立った。スプリント勝負を制してゴールインし、「自分の力を出し切れた」と達成感に浸った。
光った冷静なレース運び=26歳田中、世界へ前進=
2度目のマラソンとは思えない冷静なレース運びだった。序盤にペースメーカーが予定より速いと見るや、飛び出した野尻らについていかず、リズムを保った。「後からしっかり追い掛けるという気持ちだった。後半に予定通り、前が落ちてきた」。20キロ付近で先頭集団を捉えた後も、終盤までペースを守り、じっくりと勝機を待った。
 初マラソンの名古屋ウィメンズ(3月)で5位に入り、ナショナルチームに選抜されたが、夏場の米国合宿では、五輪金メダリストの野口みずき(シスメックス)らの走りを見て自信を失ったこともあった。一時は今大会の欠場を考えたほど調子を落としたが、どん底からはい上がった。指導する山下監督は「いいメンタルをしている」と評価している。
 昨年はペースメーカーとして参加した大会で堂々の優勝を果たし、世界選手権代表に大きく前進。「出場できたら、今回のように粘りのあるレースをしたい」。遅咲きの26歳は胸を膨らませた。(2014年11月16日)

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