ダルビッシュ、目前で偉業成らず=完璧内容、自己最多14奪三振
米大リーグ
あと1人で完全試合達成。目前で大記録を逃したものの、レンジャーズのダルビッシュが圧巻のスタートを切った。今季から同地区に編入したアストロズを相手に、8回3分の2を1安打無失点、無四死球。大リーグ自己最多となる14奪三振を記録した。「きょうはベストではなかった」にもかかわらず、伸び伸びと自在に球をコントロール。相手に全く野球をさせなかった。
「最初は体の動きがバラバラだった」が、回を追うごとに直球の威力が増し、最速で157キロをマーク。カットボールに加え、この日はスライダーが切れた。直球、カットボール、カーブで打者を追い込み、低めへのスライダーで三振の山を築いた。最後の最後に自身の股の間を抜ける中前打を許したが、「完全試合を達成しても3勝、5勝になるわけではない。何とも思っていない」とポーカーフェースを装った。唯一のピンチは、五回に4番カーターに打たれた左翼への大飛球。「完全に(スタンドに)行った」と覚悟したが、それ以外は危なげない内容だった。
昨年4月9日のメジャー初先発は、勝ち星こそついたものの、初回に4点を献上。「体と精神がアンバランスな状態だった」とうなだれた。それから1年後の雄姿は、ダルビッシュの米国での進化をまざまざと物語った。
写真は力投するレンジャーズのダルビッシュ有投手(2013年04月03日)