ロンドン五輪、盛大に開幕=64年ぶり、3度目の開催-204カ国・地域
ロンドン五輪
【ロンドン時事】第30回夏季オリンピック・ロンドン大会は27日夜(日本時間28日早朝)、当地の五輪スタジアムで開会式が行われ、開幕した。ロンドンでの五輪は1908年、48年に続き64年ぶり。同一都市で3度目の開催は史上初となる。204カ国・地域と個人資格も含め、選手約1万900人が参加。若者のスポーツへの参加促進などの意味を込めた「世代を超えたインスピレーション」をスローガンに、祭典が始まった。
大会は8月12日までの17日間。日本のメダルが有望だった野球、ソフトボールが実施競技から外れ、26競技302種目で熱戦が展開される。今大会は初めて全競技で男女の種目を実施。従来男子のみの参加だったサウジアラビア、カタール、ブルネイの3カ国も女子を派遣した。
日本は史上最大だった前回の北京五輪に次ぐ518人の選手団を派遣。五輪に初めて参加した1912年ストックホルム大会から100年の節目に当たり、金メダル数世界5位(15~18個)を目指す。
式典では、産業革命、戦乱を経て現代に至る壮大な英国の歴史物語が展開。映像モニターとの巧みな組み合わせで、エリザベス女王が上空のヘリコプターからパラシュートで登場する演出などで、観客を沸かせた。各国選手団が入場行進し、日本選手団は旗手でレスリング女子の吉田沙保里(ALSOK)に率いられて登場した。その後、エリザベス女王が開会を宣言し、男女7人の若手選手によって聖火台に聖火がともされた。
ロンドンでの五輪開催は2005年7月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で決まった。昨年8月には、警察による黒人男性射殺事件をきっかけに英国各地で暴動が発生。地対空ミサイル配備に象徴される厳戒体制や通信、交通網の混乱がクローズアップされた。大会組織委員会は「近代スポーツの母国」の威信に懸けて準備を進め、予定通り開催にこぎ着けた。
写真は開会式で入場行進する日本代表選手団(2012年07月28日)