ロンドンへ、羽ばたけ女子高生ボクサー =16歳の林、世界ユース代表に=
男子部員に交じって猛練習に耐え、ボクシングで五輪を目指す女子高生がいる。富山県立上市高2年の林美涼さん(16)は、同校ボクシング部で唯一の女子部員。女子ボクシングが正式種目となる来年のロンドン五輪を目標に、連日汗を流す。
小学4年生でボクシングを始めた。父親が趣味でやっていたのがきっかけ。小、中学校にはボクシング部がなかったため、美術部に所属しながら父の薫陶を受けた。2人の妹も父の指導を受ける。「私にはボクシングしかない」と、富山県で唯一ボクシング部のある同校に進学。部員は11人おり、練習は男子と全く同じメニューをこなす。ランニングなどでは男子に追い付けず、厳しさに何度も「辞めたい」と思ったことも。それでも「ボクシングは生活の一部。練習しないと落ち着かない」と、自らを奮い立たせてきた。
武器は右ストレート。好調なときには、男子を圧倒することもある。部活動は土日も行い、休みはなし。林選手は自宅でも練習しているが、学業と両立させ、成績は学年トップという。3月の全日本選手権でベスト4入りし、4月21日からトルコで開かれる第1回世界女子ユース選手権大会の57キロ級代表に選ばれた。初の海外遠征に「どこででも眠れる」とたくましく話す16歳は、金メダルを夢見ている。(2011年04月22日)