
滋賀県守山市は18日、東京パラリンピックのゴールボールと視覚障害者柔道の出場を控えて、市内で事前合宿中のトルコ選手団と市内の中学生とのオンライン交流を実施した。生徒と選手団の質疑応答や吹奏楽部による演奏が行われた。
参加したのはトルコ選手団のほか、市立守山南中学校の生徒会代表と吹奏楽部。新型コロナウイルス感染対策のため、選手団の宿泊施設と同校をオンラインでつなぎ実施した。
生徒会代表は大会への意気込みや競技の魅力を選手団に質問。選手らは「どんな結果にも価値があり、精いっぱい頑張りたい。事前合宿は良い思い出になる」「ゴールボールはキーパーとボールを投げることの両方ができる。視覚障害者柔道は常に頭を使わないと、勝つか負けるか分からない」などと答えた。
吹奏楽部の演奏には「すてきな演奏で感動した。事前合宿でモチベーションがどんどん上がっている。勝利できたら喜びを分かち合いたい」と謝意を示した。
同市での事前合宿は20日まで。生徒会代表の生徒は「緊張したが、対等な立場で話し合えてうれしかった。市の代表と同じ気持ちで応援したい」と話した。