滋賀県守山市は27日、東京パラリンピックに出場するゴールボールと視覚障害者柔道のトルコ代表選手団の事前合宿を受け入れると発表した。合宿期間は8月10~20日。
受け入れるのは、ゴールボールの選手ら20人と視覚障害者柔道の選手ら10人。選手団の行動は宿泊施設と練習会場に限定。新型コロナウイルスの感染を防止するため、選手団や通訳、市職員らはPCR検査を毎日実施する。
空港から市内宿泊施設までは民間貸し切りバス2台を利用。1台に通訳1人と市職員1人が帯同する。
受け入れ体制は、通訳が3人で、市担当職員が6人。市担当職員は6人のうち3~4人が宿泊施設や練習会場で選手団に帯同し、感染症対策への対応や生活支援を含めてサポートする。
選手団が宿泊する部屋は全室を1人1室とし、選手団と接触する従業員を限定。練習会場では一般利用客との動線を分離し、練習は選手団のみで実施する。宿泊施設から練習会場までの移動は市有バス2台を利用する。
市民と選手団との直接的な交流は行わないが、市内中学生とのオンライン交流や公開練習の実施などを検討している。宮本和宏市長は「担当職員もワクチンを接種し、感染対策に万全を期して受け入れを進めたい」と話している。