
岐阜県と岐阜市、同県各務原市は、東京五輪・パラリンピックに向けて、東海学院大学(各務原市)とキッチンカーで軽食を販売した。4者は内閣官房主催の「世界のおもてなし料理レガシープロジェクト」に参加。受け入れ相手国のオランダやカナダの選手に食べてほしいおもてなし料理を開発し、それらを含めた軽食を各庁舎前で提供した。
東京五輪でホッケー競技のオランダ女子代表のホストタウンである各務原市などは、特産品のニンジンを使った同国発祥の洋菓子ストロープワッフルとコーヒーを提供。東京五輪・パラリンピックのカナダ陸上男女代表を受け入れる岐阜市などは、メープルスコーンとカナディアンジンジャーエールなどを販売した。
開発に携わった同大4年の青木晴香さん(22)は「お菓子が30分で売れるなど人気で、開発してよかった。日本ももちろんだが交流国の応援もしたい」と話した。県地域スポーツ課の瀬戸健太主事は「五輪に向けた機運が高まりにくい中で、交流を通じ、受け入れ国に興味を持ち、テレビで応援してもらえたら」と期待を語った。
今後はメニュー開発や調理の様子をまとめた動画を作成し、事前合宿で選手が滞在するホテルなどで放映する予定。