長野県立科町は23日、東京五輪のホストタウンとして7月1日から受け入れる予定だったウガンダ陸上選手団の事前合宿を同中旬に延期すると明らかにした。大阪府泉佐野市に事前合宿に入るため、今月19日に来日した同国選手団の1人が新型コロナウイルス検査で陽性だったことを受け判断した。
立科町は陸上の中長距離選手ら約10人を7月25日まで受け入れる予定。町によると、陽性判明を受けて同国側に「万全な感染対策を講じて来てほしい」と伝えたところ、「選手団の行動管理など対策を徹底した上で、より安全な状態で日本に向かいたい」との返答があったという。
また、現在の感染状況を踏まえ、ホストタウンに割り当てられる観戦チケット約30枚もキャンセルし、応援団の派遣を断念。町内で開催予定だったパブリックビューイング(PV)の中止も決めた。