奈良県の荒井正吾知事は22日の定例記者会見で、東京五輪の事前キャンプについて、オーストラリアの女子サッカーチームを予定通り受け入れると発表した。期間は7月8日~17日で、35人程度の予定。
一方、受け入れを予定していた国・地域のうち、香港の水泳チーム、シンガポールのパラリンピック水泳チーム、エジプトの柔道チーム、カザフスタンのパラリンピックチームは、新型コロナウイルスの感染リスクを考慮して直接選手村に入ることが決まったため、受け入れを中止する。ウクライナ陸上チームは回答待ち。
荒井知事は、四つの国・地域からの受け入れ中止に関し「万全を期すためにはいたしかたない」と述べた。五輪開催に肯定的な考えを改めて示した上で、競技会場に観客を入れることについて「静かに感染する人のリスクは低いんじゃないか。むしろパブリックビューイングの方が危ないと個人的に思う」と指摘した。