新潟県加茂市の藤田明美市長は2日の定例記者会見で、東京五輪のポルトガル代表女子体操チームの事前キャンプを受け入れることが決まったと発表した。同市では当初、ロシア代表体操チームの事前キャンプを受け入れる予定だったが、4月に中止が決まっている。
事前キャンプの期間は7月13日から18日。受け入れ人数は選手1人と関係者2人の計3人で、既に新型コロナウイルスワクチンを全員接種済み。入国後はPCR検査を毎日受け、市民との接触は控えてもらう。3人に付き添うスタッフにはキャンセル分のワクチンを接種してもらう予定。
ロシア代表チームの事前キャンプ中止が決まった後、クロアチアや台湾からもキャンプ受け入れ要請があったが、少人数で期間が短く、感染対策を徹底しているポルトガルの受け入れを決めた。今後は市民の応援動画を選手に送り、交流を図りたい考え。
一方、ロシアともホストタウンとしての交流は続ける。入国時には事前に小、中、高校生から集めた応援の手紙を渡す予定。藤田市長は「選手がしっかり練習してオリンピックに臨めるようサポートしたい」と話した。