三重県志摩市は1日までに、スペインのトライアスロンチームが市内で実施予定だった事前キャンプを中止すると発表した。同国トライアスロン連盟から選手の負担の大きさなどについて説明があり、メールによる中止申し入れを受けて決定したという。
事前キャンプは、トライアスロン大会の開催実績がある大矢浜海水浴場などで五輪チームが7月中旬、パラリンピックチームが8月下旬からそれぞれ7日間実施する予定だった。期間中には、選手やスタッフら計25人の受け入れを想定していた。
市は、スペインのホストタウンに決まっているが、現時点では登録を継続し、選手らとのオンラインでの交流などを検討する。
橋爪政吉市長は「本当に楽しみにしていただけに大変残念。コロナ禍の中、選手ファーストで考えた決断であり、スペイン側と何回も議論してきた結果の苦渋の決断となった」とコメントした。