東京五輪・パラリンピックでハンガリーのホストタウンになっている長野県千曲市は28日までに、同国卓球代表の事前合宿の受け入れを断念する方向で検討していることを明らかにした。4月下旬に同国の駐日大使館から中止の申し出が電話であったという。
生涯学習課によると、当初の予定では7月上旬から約2週間、選手や関係者10人程度を受け入れ、市民との交流試合なども企画していた。しかし、新型コロナウイルスの影響で延期された五輪代表選考会を兼ねるヨーロッパ選手権が6月下旬にあり、ハンガリー選手団がそこに出場するため、同市での事前合宿の日程を取れなくなったという。
同課担当者は「残念だが、今後も交流を進めることに変わりない」と話している。