静岡県焼津市は、東京五輪・パラリンピックのホストタウンとなっているモンゴルに関するクロスワードパズルを作成した。パズルに取り組むことを通じて同国への理解を深めてもらい、応援する機運を醸成する狙い。
パズルは縦横7マスずつで、対象年齢は小学校低学年以上を想定している。パズルを解き、答えの中から複数の文字をつなげると、モンゴルに関するキーワードが完成する。
はがきなどで市にキーワードを送った人の中から抽選で60人に、駿河湾で捕れた桜エビとシラスの乾物などの特産品を贈る。市のPRにもつなげたい考えだ。募集では、モンゴル選手への応援メッセージなども受け付け、モンゴル語に翻訳してフェイスブックの市公式アカウントで発信する。
文化・交流課の担当者は「子どもからお年寄りまで参加できるものとしてクロスワードパズルを選んだ」といい、新型コロナウイルス流行下でも「家にいながらホストタウンについて知ってもらいたい」と話している。
〔5年連続で水揚げ金額全国1位を誇る焼津漁港を有する港町。マグロやカツオのほか、駿河湾でしか捕ることができない桜エビなどが有名〕