
石川県穴水町で9月3日から、テコンドーのロシア代表チームの合宿が開催されている。13日から千葉県で行われる国際大会に向けた事前合宿だが、来年のオリンピック・パラリンピックの際にも事前合宿が行われるため、地域環境や気候に慣れる目的も込められている。
町は石川県と共にロシアの五輪・パラリンピックテコンドーチームのホストタウンに登録されている。テコンドーは特別な施設整備の必要性がないことから、既存の武道館にテコンドー用のマットを敷いて利用している。
今回訪れた選手団は総勢23人で、4日には石川宣雄町長を表敬訪問。8日には地元住民との交流イベントが開催され、テコンドーのデモンストレーションや子どもたち向けの体験会が行われた。子どもたちだけでなく選手からも好評だったという。
滞在は11日までの予定。来年行われる事前合宿に向けて、教育委員会の担当者は「まずはロシアの紹介や、障害者スポーツの意義などを学んでいけたら」と話している。
〔小結遠藤の出身地。カキの養殖が有名で、毎冬「かき祭り」が開催されている〕