
中国ナショナルサーフィンチームのホストタウンに登録されている静岡県牧之原市は、同チームが4月から予定している2度目の事前キャンプの期間中に、市民との交流を深める取り組みを進める。地元小学校でサーフィンや中国について学ぶ授業を企画しているほか、チームと地元サーフィン関係者との交流も予定している。
情報交流課の担当者は「4月30日から6月30日までの長期滞在を生かし、中国チームに数多く日本の文化や伝統に触れてもらいたい。今回は中国から医療従事者や調理師が帯同予定なので、東洋医学の学習や本場の中華料理提供など市民との交流も計画している」と話す。

昨年8月のキャンプで来日した際、中国チームは国内でも屈指のお茶どころとして知られる同市で、茶道や着付けなど日本文化に触れたほか、地震時の津波に備えた総合防災訓練に参加するなど、日本の防災についても学んだ。
〔煎茶より蒸す時間を長くした、まろやかな味わいの「深蒸し茶」が有名。年間を通じてサーフィンを楽しめる静波海岸がある〕