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スリランカに日本人コーチ派遣=陸上競技の現地選手らを強化―岐阜県羽島市

2019/01/11

※記事などの内容は2019年1月11日配信時のものです

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日本人コーチが現地のジュニア選手の練習を視察する様子=2018年12月18日午後(現地時間)、スリランカ(羽島市提供)

 スリランカのホストタウンとなった岐阜県羽島市は、同国陸上の競技力向上を支援しようと、日本人コーチを現地へ派遣した。市によると、市町村が他国の選手らの指導に当たるのは全国的にも珍しいという。

 派遣したのは、岐阜陸上競技協会の小倉新司副会長と朝日大(同県瑞穂市)健康スポーツ科学科の塚中敦子助教。小倉会長は1968年のメキシコ五輪への出場経験を持つ他、県内の高校、大学での監督経験もある。

 派遣期間は昨年12月17~21日の5日間。現地のジュニア選手、コーチ計35人を対象に、座学と実践の両面から指導を行った。小倉副会長は効率的な練習方法を、塚中助教は食事の取り方や体調管理の方法を中心に教えたという。

 市によると、派遣事業の主催は市民有志による「市ホストタウン実行委員会」。実行委は他にもホストタウンの意義やスリランカとのつながりを知ってもらうための啓発チラシを作製・配布したり、祭りなどのイベントにセイロンティーの試飲や同国の伝統衣装・サリーの着付けができるブースを出展したりするなど、スリランカの認知度向上に努めている。

 実行委は事業終了後にコメントを発表。「当初、言語の違いから内容を理解してもらうのに時間を要した。成果と課題を十分に見極め、プロジェクトの改善を図っていく」との考えを示した。

〔繊維の一大産業地として有名。「歴史と花の町」としても知られ、市内の寺院「竹鼻別院」の境内にある藤は樹齢300年以上を誇り、4~5月の開花シーズンには大勢の花見客でにぎわう〕

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