
2020年東京五輪・パラリンピックで、オーストラリア卓球チームのホストタウンに決まった兵庫県西脇市は、招致を機に卓球に親しんでもらおうと練習場を無料開放している。卓球は健康維持に効果があるとされ、市はホストタウン事業をきっかけに、生涯スポーツとしての卓球を広めたいとしている。
無料開放は7月にスタート。毎週金曜日の午後1~5時、総合市民センター体育館に卓球台10台前後を設置している。市民は予約なしで自由に利用でき、ラケットも貸し出す。
高齢者らを中心に利用されており、夏休み期間は子ども連れも訪れ、1日当たり20~30人が卓球を楽しんでいるという。来年1~3月は改修工事で利用できないが、4月以降は無料開放する曜日や時間帯を拡大する予定だ。
市は、健康をキーワードにしたまちづくりを進めており、ルールが分かりやすく、年齢を問わず楽しめる卓球を健康づくりに生かしたい考え。市教委生涯学習課は「気軽に楽しめ、健康にも良い卓球を市民に広げたい」とする。
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