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古都奈良で「ロゲイニング」=豪発祥スポーツ、観光活性化も―奈良市

2018/11/14

※記事などの内容は2018年11月14日配信時のものです

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奈良の町でロゲイニングを楽しむ参加者=11日、奈良市内(市ポイント運営事務局提供)

 2020年東京五輪・パラリンピックで、オーストラリアのホストタウンに登録され、女子サッカーの事前キャンプ地誘致に向け動いている奈良市。11月、同国が発祥のスポーツ「ロゲイニング」を古都奈良の町で体験するイベント「コトロゲ2018」を開催。スポーツを通して同国に親しみを感じ、奈良の観光地を回ってもらうことを狙った。

 市は同国の首都キャンベラと姉妹都市。両市のサッカー協会が以前から交流していた縁で、16年のリオデジャネイロ五輪で女子サッカーチームのアジア予選事前キャンプを行った経緯もあり、ホストタウンに登録された。

 ロゲイニングは、競技者が地図を持って各地に設定されたチェックポイントを回るスポーツ。各チェックポイントにはスタート地点からの距離や発見の難易度に応じた点数が付けられており、総得点を競う。

 コトロゲでは、東は春日大社から西は西大寺付近まで、市内の観光地や、市が実施しているポイント制「奈良市ポイント」の加盟店など、50カ所のチェックポイントを設定。スマートフォンなどで写真を撮り、コトロゲを運営する市ポイント運営事務局に送信することで得点が入る仕組みとした。

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「コトロゲ2018」の地図と運営元の金原・奈良市ポイント運営事務局長=12日、同市内

 東大寺など人気観光スポットでは、大仏殿のような有名な建物ではなく、少し奥まった場所にあるものを指定するなど、奈良の町の細かいところまで見てもらえるよう誘導する工夫をした。

 当日は三重県や大阪府など県外からの参加者も含めて約110人が参加し、5時間で最高1455点を獲得したチームもあった。ゴール地点は市の陸上競技場「ならでんフィールド」で、地元のサッカーチーム「奈良クラブ」の試合を観戦でき、サッカーにも親しむことができるようにした。

〔東大寺など世界遺産「古都奈良の文化財」をはじめ、多数の国宝・重要文化財で有名〕

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