
滋賀県と大津、米原、守山、彦根、甲賀の5市などでつくる「ホストタウン滋賀交流推進実行委員会」は11月10、11の両日、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて機運を醸成するため、草津市の大型商業施設で「しがスポーツフェスティバル」を開催した。ボートやホッケーなど各市が交流する競技を体験するコーナーが設けられ、2日間で約9000人が参加した。
東京五輪・パラリンピックでは、大津市はデンマークのボート、米原市はニュージーランドとホッケー、守山市はトルコと視覚障害者・ゴールボール、彦根市はスペインとハンドボール、甲賀市はシンガポールとボッチャの各代表チームのホストタウンとしてそれぞれ認定されている。

10日に開かれたオープニングセレモニーでは、滋賀県の西嶋栄治副知事が「2年を切った東京五輪・パラリンピックを県全体で盛り上げたい。県は平均寿命が男性1位、女性4位の長寿県で、スポーツを通じて健康寿命を延ばしたい」と強調。5市の副市長らも出席し、各国と進める交流の現状を報告した。
会場には、漫画で各市の取り組みを紹介するパネルコーナーを設置。オリパラ出場選手らによるトークショーのほか、ホストタウンで交流する競技を体験するイベントも開かれた。大津市のブースでは練習用具「エルゴ」を使ったボート体験が、米原市のブースではスティックを使って得点するホッケー体験が行われた。
