ホストタウン情報(東京五輪・パラリンピック)

ホストタウン情報

東京五輪・パラリンピック

関連情報

車いすバスケ強豪の合宿地に=地元大学とも交流―名古屋市

2018/11/08

※記事などの内容は2018年11月8日配信時のものです

画像
大学生と交流するWBCの選手(名古屋市提供)

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、カナダのホストタウンに登録された名古屋市。6月には、パラリンピックで男女合わせて通算6度の金メダルに輝くなど、強豪として知られる同国の車いすバスケットボール代表(WBC)の事前キャンプ受け入れで合意した。同時期に来日した男子代表が名城大学(名古屋市)でキャンプを行ったのに合わせ、学生が市民向けの体験会を企画するなど、歓迎ムードが高まっている。

 河村たかし市長も参加した、6月の受け入れに関する覚書の締結式では男子代表の選手たちが地元大学生や市民と交流。パラリンピックで3度の金メダルに輝くなど、世界最高のプレーヤーとして名高いパトリック・アンダーソン選手らがプレーを披露した。

 事前キャンプでは、名城大学の学生が空港への出迎えや、キャンパスの案内など、選手たちを全面的にサポート。市民と選手との交流会でも、参加者の募集など、企画段階から積極的に関わって盛り上げた。また、名古屋圏は車椅子産業の集積地でもあることを生かし、キャンプ中は地元のメーカーが修理に協力。地域を挙げてサポートする態勢を整えた。

画像
覚書の調印式に臨む河村たかし市長(名古屋市提供)

 車いすバスケは欧米を中心に人気が高く、パラリンピック競技の中でも花形競技の一つ。そのため強豪のWBCは「他の自治体も招致に意欲的だった」(市観光文化交流局)ものの、同市に日本唯一の領事館があるなど、以前から交流が盛んだったことが幸いし、選ばれたという。

 WBCは19年以降も直前キャンプを含め複数回来日する予定だ。市は今後、学校訪問などを企画し交流を促進する考え。観光文化交流局によると、「女子チームにも近く来日してもらえるようアプローチしている」という。

話題のニュース

会員限定



ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ