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柔道チームと意思疎通に苦心=合宿受け入れへ武道館改修―大阪府箕面市

2018/10/29

※記事などの内容は2018年10月29日配信時のものです

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ニュージーランドフェアの様子=7日、大阪府箕面市内(同市提供)

 2020年東京五輪・パラリンピックで、ニュージーランドの柔道競技のホストタウンとなった大阪府箕面市は、代表候補チームの事前合宿を来年にも受け入れようと準備を進めている。宿泊施設の準備や、市が運営する武道館の改修工事を進めるが、チームとの意思疎通に苦心している。

 同市は、ニュージーランドのハット市と姉妹都市提携するなど、以前から交流を続けている。選手からの「自分たちで料理ができる環境が欲しい」といった要望に応え、キッチン付きのウィークリーマンションを借り上げる方向だ。市はまた、10月7日にニュージーランドフェアを開催しており、今後も柔道協会と協力して選手との交流会を設ける予定だ。

 施設改修事業では、柔道場「武道館」の工事も急ぐ。予算約6000万円をトイレの洋式化、シャワールームの増設、冷暖房設置に投じる。一方、市担当者らはチームとの連絡に苦戦。当初19年4月を予定していた合宿の日程は7月に変更。「担当者にメールを送っても返信が来ない」といい、いまだに日程のめどが付いていないという。

 武道館の改修工事は、地域活性化事業債の適用条件となる「国際基準を満たす改修工事」に当たらない。市担当者は「国際基準といっても、照明をメディア向けに明るくするだけ。武道館にそんなまぶしい照明は必要ない」と話す。「政令市など一部の大きな自治体に有利すぎる施策ではないか」と不満を漏らしている。

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