〔東京株式〕大幅続落=肺炎不安で全面安(25日)
【第1部】日経平均株価は前営業日比781円33銭安の2万2605円41銭、東証株価指数(TOPIX)は55.74ポイント安の1618.26と、ともに大幅続落。新型コロナウイルスによる肺炎が世界各地で広がり、投資家の不安心理が高まる中で、全面安の展開となった。
99%の銘柄が下落し、上昇は1%だった。出来高は17億7802万株、売買代金は3兆3101億円。
業種別株価指数は33業種すべて下落し、海運業、金属製品、証券・商品先物取引業、鉄鋼、鉱業、陸運業などの下落率が大きき買った。
トヨタ、ソニーが大きく値を下げ、東エレク、信越化、アドバンテスは続落。SUMCOは大幅反落。日本製鉄、住友鉱が下押し、国際帝石、商船三井は下げがきつかった。任天堂は軟調。ソフトバンクG、ファーストリテが安く、資生堂、楽天が軟調で、第一三共は急落。三井住友、野村、京成も下落した。一方、富士フイルムが買われ、大幸薬品は大幅高。エアーテックは続伸。
【第2部】大幅に3営業日続落。東芝、ファーマフーズが安く、川本産業は値を消した。半面、ショクブンがしっかり。出来高9622万株。
▽アジア以外への拡大で不安増す
イタリアや中東諸国など、アジア地域から地理的に離れた場所でも新型コロナウイルスの感染拡大が確認され、24日の海外市場では主要株価指数が軒並み大幅に下落した。これを引き継ぐ形で日本株も朝から業種を問わず売られた。売り一巡後は投機筋による買い戻しが入ったが、日経平均株価の戻りは鈍く、午後も大幅安で推移した。
全面安の状態の中、弱さが目立った業種の一つがインバウンド(訪日外国人客)関連。中国が海外への団体旅行を禁止していることに加え、「国内でも感染者が増えており、日本が危険地域との印象が強まれば、影響は長引く」(民間シンクタンク)との指摘もあった。別の市場関係者は「急落直後の1、2日は戻ることがよくあるが、そこで売り一巡とはなりにくい」(銀行系証券)と指摘し、「しばらく予断を許さない」と警戒姿勢を見せた。
225先物3月きりは大幅続落。980円安で寄り付いた後、ショートカバーが入ってやや下げ幅を縮めたが、買いは続かなかった。午後は動きが鈍った。225オプションはプットが値上がりし、コールは売られた。コールの権利行使価格2万4000円の売りが目立った。(2020/02/25-15:20)
















