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〔東京外為〕ドル、139円台半ば=終盤に米長期金利上昇で強含み(9日午後5時)

 9日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、実需筋の買いに加え、日経平均株価の反発や時間外取引の米長期金利の上昇が支援材料となり、1ドル=139円台半ばに強含んだ。午後5時現在は、139円56~60銭と前日(午後5時、139円73~74銭)比17銭のドル安・円高。
 前日の海外市場では、米国時間に発表された米新規失業保険申請件数が市場予想よりも弱い結果となったことで、長期金利が低下。これに連れて中盤には138円80銭付近まで値位置を切り下げ、終盤も138円80~90銭台で上値重く推移した。
 こうした海外市場の流れを引き継ぎ、きょうの東京市場は138円85銭前後で取引を開始。実質的な「五・十日」に伴い実需筋による買いが入ったほか、日経平均株価の反騰でリスク選好の買いが広がり、ドル円は値位置を切り上げ、正午前には139円30銭付近まで浮上した。午後に入ると、材料難から139円30銭台を中心にこう着状態となった。夕方には、時間外取引の米長期金利が上昇基調となったことでドル買いが先行。加えて、日銀が次回の金融政策決定会合で大規模緩和を維持するとの一部報道が伝わり、投機筋を中心に買いの勢いが増して、午後4時すぎに139円60銭近辺まで上昇した。
 来週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合など多くのイベントを控えている。市場ではFOMCについて「利上げはいったん見送られるだろう」(国内証券)との見方が聞かれるが、日銀のハト派姿勢は変わらないとの観測もあり、「ドル円は方向感の出づらい展開になりそうだ」(同)といった指摘があった。
 ユーロは終盤、対円で上昇、対ドルで下落。午後5時現在は、1ユーロ=150円38~39銭(前日午後5時、149円69~70銭)、対ドルでは1.0773~0773ドル(同1.0712~0712ドル)。(2023/06/09-17:25)

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