図解
※記事などの内容は2019年7月2日掲載時のものです
梅雨前線の停滞に伴って続く大雨について、気象庁は2日、梅雨前線が3日昼前から4日にかけて一段と活発になり、九州を中心とした西日本では猛烈な雨が降る可能性があると発表した。所によっては平年の7月に降る1カ月分の雨量を24時間で超える恐れもあるという。降り続いた雨で地盤が緩んだ場所もあり、土砂災害や低地の浸水、河川の氾濫などに厳重な警戒を呼び掛けた。
記者会見した黒良龍太主任予報官は「大雨の期間が長くなり、九州に限っては(昨年の)7月豪雨より総降水量が多くなる可能性がある」と指摘。「命を守るため、早め早めの避難を」と呼び掛けた。
西日本から東日本にかけて停滞する梅雨前線に、暖かく湿った空気が太平洋にある高気圧の縁を回り込むようにして流入。大雨が続いている。
2日は九州南部にある梅雨前線がその後北上し、3日夜には九州北部にかかる見通し。西日本上空に寒気が流れ込んで大気の状態が不安定となり、猛烈な雨をもたらす可能性がある。
梅雨前線は少なくとも6日ごろまで停滞する見込みで、その後も雨が降り続く可能性がある。
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