図解
※記事などの内容は2018年8月3日掲載時のものです
日本列島は3日も高気圧の影響で大半の地域で晴れ、東海地方を中心に東・西日本で猛暑となった。気象庁によると、名古屋市で午後2時すぎに40.3度を観測し、太平洋戦争中の1942年8月2日に観測した最高記録の39.9度を76年ぶりに更新した。国内観測史上の地点別順位では群馬県館林市などと並んで12番目の高さとなった。
三大都市では東京都心(千代田区)の最高記録が39.5度(2004年)、大阪市が39.1度(94年)で、初めて40度を超えた。
名古屋地方気象台によると、晴れた日が続いて前日に39.6度を観測。3日は風が北西から山を越えて名古屋に吹く際に、乾燥して温度が上がるフェーン現象が起き、午後2時の湿度は27%となった。7月から熱帯夜も連続しており、同気象台の担当者は「危険な状態が続くので熱中症に十分注意してほしい」と話している。
3日は岐阜県美濃市でも40.3度となった。同市では7月18日に国内観測史上7番目に高い40.6度を観測したばかり。同県多治見市では39.9度、三重県桑名市では39.8度、京都市では38.9度、埼玉県熊谷市では38.7度を観測した。
気象庁は4日も関東甲信、北陸から九州にかけて35度以上の猛暑日になる所があるとして、高温注意情報を発表した。
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