図解
※記事などの内容は2018年2月1日掲載時のものです
1月下旬に日本列島が寒波に見舞われ全国的に気温が低くなったことについて、気象庁は1日、偏西風の蛇行によってシベリア東部上空に寒気がたまり、その後日本に流れ込んだのが原因とする分析結果を発表した。
同日発表の1カ月予報では、2月前半も寒気が流れ込んで全国的に気温が低く、日本海側を中心に大雪の恐れがある。同庁は今後の気象情報に注意するよう呼び掛けた。
気象庁によると、偏西風の蛇行により、1月20~24日にシベリア東部に非常に強い寒気が蓄積。コンピューターの分析では、この期間の上空1500メートルの平均気温は氷点下28.9度と推定される。
偏西風は東にずれ、同23~27日にはたまった寒気が日本列島に流れ込んだ。石川県輪島市の上空1500メートルでは24日午後9時、統計開始以来最低の氷点下16.4度を記録した。
1月の天候まとめによると、気温の平年差は九州北部でマイナス1度、四国で同0.9度、北陸と中国は同0.8度だった。降雪量は関東甲信が平年比181%、北陸が同131%だった。
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