図解
※記事などの内容は2017年7月5日掲載時のものです
島根県西部に非常に強い大雨がもたらされたのは、南下した梅雨前線に南からの湿った空気がぶつかり、狭い範囲に発達した積乱雲が連なる「線状降水帯」が形成されたためだ。
気象庁によると、朝鮮半島北部を中心とする高気圧の影響で、梅雨前線は4日夜から西日本でやや南下。一方、非常に湿った空気が、南海上にある高気圧の縁を沿うようにして、東シナ海から西日本に流れ込んだ。
両者がぶつかる狭い範囲で積乱雲が連なり「線状降水帯」を形成。島根県のほぼ同じ場所を数時間にわたり通過したことで、猛烈な雨につながったとみられる。
4日には台風3号が、九州から関東に向けて通過。気象庁は、台風の湿った空気が、梅雨前線の活動を活発化させた可能性もあると指摘した。
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