図解
※記事などの内容は2019年10月9日掲載時のものです
大型で猛烈な台風19号は9日午後、小笠原近海を北上した。12~13日にかけて非常に強い勢力を保ったまま、西・東日本に接近、上陸する恐れがあり、3連休中は広い範囲で影響が出そうだ。
気象庁の黒良龍太主任予報官は9日午後、記者会見し、「早めの対策、避難をお願いしたい」と呼び掛け、事前に買い物や用事を済ませ、屋外にあるものを室内にしまうなどの対応を求めた。9月の台風15号で被災した千葉県や伊豆諸島では、損傷した家屋から、より丈夫な建物に避難するなどの対策が重要とした。
19号は15号と同程度の暴風をもたらす可能性があるが、「今回は大型の台風で、影響を受ける地域が広い」と指摘。離れた場所でも強風や大雨に警戒を求めた。
19号は午後3時、小笠原近海を時速15キロで北北西へ進んだ。中心気圧は915ヘクトパスカル、最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートル。半径240キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、半径650キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
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