図解
※記事などの内容は2018年7月6日掲載時のものです
東・西日本では6日、梅雨前線が停滞し活発になった影響で記録的な大雨となった。気象庁は午後5時10分に福岡、佐賀、長崎各県、同7時40分ごろに鳥取、岡山、広島各県、同10時50分に京都と兵庫の各府県に大雨特別警報を発表。土砂災害や低地の浸水、河川の増水に最大級の警戒をし、自治体の情報に従い直ちに避難するなど、安全を確保するよう呼び掛けた。
特別警報が2013年に警報の上に新設されて以来、8府県発表は最多。大雨の特別警報は昨年7月の九州北部豪雨で福岡、大分両県に発表されたほか、島根県に出されて以来、1年ぶり。
気象庁の梶原靖司予報課長は記者会見し、「発達した雨雲が東シナ海から九州北部や中国に流れ込み続けている」と説明した。前線による大雨は8日まで続く見通しで、特別警報が長引く可能性があるという。
6日は東海や北陸、近畿を中心に48時間雨量や72時間雨量が観測史上最多を更新する地点が続出。高知県馬路村では6日午後5時20分までの72時間雨量が1200ミリを超えた。東・西日本の多くの地域で土砂災害警戒情報や避難勧告・指示が出された。
7日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、四国400ミリ、九州300ミリ、関東甲信と東海、近畿、中国200ミリ、北陸150ミリ。その後、8日午後6時までの同雨量は多い所で、四国100~200ミリ、北海道100~150ミリ、東北と関東甲信、北陸、東海、近畿、中国、九州50~100ミリ。
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