図解
※記事などの内容は2019年3月14日掲載時のものです
振り込め詐欺事件で昨年1年間に摘発された20歳未満の少年が750人となり、前年の約1.6倍に増加したことが14日、警察庁のまとめで分かった。このうち現金受け取り役の「受け子」が約8割を占めた。
振り込め詐欺の少年の摘発人数は近年、急増している。警察当局は、友人や先輩から誘われ犯行グループに加わる実態が見受けられるとして、非行少年の周辺関係者について情報収集を進めるなどしている。
同庁によると、刑法犯で摘発された少年は戦後最少の2万3489人。約6割を占める窃盗の減少が全体を押し下げた。
ただ、詐欺などの知能犯罪は1155人で前年比28.5%増加。中でも振り込め詐欺は475人だった前年に比べ57.9%増の750人だった。年齢別で見ると、17~19歳が計612人で8割以上を占め、最年少の14歳は9人だった。
役割別では、受け子が76.4%と最も多く、勧誘役の「リクルーター」が9.7%で続いた。
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