図解

【図解・社会】ストーカー加害者の治療状況(2017年2月)

ストーカー加害者の治療状況

ストーカー治療、受診73件=昨年4~12月、加害者促す-拒否も6割・警察庁集計

※記事などの内容は2017年2月13日掲載時のものです

 全国の警察が昨年4~12月、ストーカーの加害者に治療やカウンセリングを受けるよう働き掛けた結果、受診に至ったケースが25%の73件あったことが13日までに、警察庁の集計で分かった。執着心や支配意識の解消が目的。治療を終えた後の再発はなく、一定の効果が認められたが、「治療拒否」は6割に上り、課題も浮かんだ。
 警察庁の調査で、ストーカー加害者の約1割は警察が介入した後も再発するとされ、全国の警察が昨年4月から地域の精神科医らと連携し、助言を得ながら治療を促す取り組みを始めている。警察庁は13日、都道府県警の担当者や専門医ら約80人を集めた初の会議を開催。ノウハウの共有によって取り組みを加速させたい考え。 
 警察庁によると、警告・摘発されたストーカー加害者を対象に自己負担で治療を勧めた事例が33都道府県警で293件あり、うち「受診」は28道府県で73件あった。経過は「治療完了」が14件、「治療中」48件、「中断」11件。再発して警察が警告するなどした事例が5件あったものの「治療完了」での再発はなかった。
 この他「受診予定」が13件。同意しながら治療の必要なしと診断されるなどした「治療不開始」も22件あり、加害者が治療の意思を示したケースは計108件と全体の4割近くに上った。
 一方、受診拒否は179件で、多くが「自分に治療は必要ない」だった。「相手が悪い」と主張する加害者もいた。

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