図解
※記事などの内容は2017年8月31日掲載時のものです
東京電力福島第1原発の廃炉作業で、原子力損害賠償・廃炉等支援機構は31日、溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出し作業について計画を正式決定し、公表した。格納容器の底部だけに水を張り、側面からデブリを取り出す「気中-横アクセス工法」を先行することを基本方針とした。
東電は原子炉内部をロボットなどで調査したが、内部の状況には不明点も多い。計画では、取り出し作業と並行して内部の調査も実施。新たな情報を基に計画を柔軟に修正するとも記された。
計画によると、格納容器の側面からロボットアームなどの装置を投入。遠隔操作してデブリを回収する。
格納容器を水で満たし、放射性物質の飛散を防ぐ「冠水工法」は現状では困難としたため、内部の空気圧を調整して飛散を防ぐ技術の開発が必要とした。
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