図解
※記事などの内容は2019年12月19日掲載時のものです
警察庁が実施した高齢ドライバー対策のアンケート調査では、「高齢者の運転は危ないと思う」との回答が約85%に上った。このうち6割は「運転能力が不十分ならやめさせるべきだ」と答えた。
同庁によると、調査は9月以降、インターネット調査会社などを通じて実施。調査会社では、年齢層や性別に比較的偏りのないモニター2000人から有効回答を得た。
高齢者の運転をどう思うかとの質問に、1696人(84.8%)が「危ないと思う」と答えた。このうち1017人は「運転能力が不十分な高齢者の運転はやめさせるべきだ」、414人は「交通違反・事故を起こした高齢者の運転はやめさせるべきだ」と回答。「生活などのために運転を認めるべきだ」は172人だった。
高齢者の運転免許制度については、1594人(79.7%)が「改善すべきだ」「見直すべきだ」と回答。改善・見直しの方向性(複数回答)は、「運転能力を確認し、不十分な人は免許証を更新できないようにする」が最多の1052人で、「免許証の有効期間を短くする」が640人で続いた。
次に多かったのは「高齢者が乗ることができる自動車や場所などを制限する」の502人。制限内容の内訳は「一定の事故抑止効果や被害軽減効果のある車に限定」が315人と最も多く、続いて「自宅周辺などに地域を限定」の85人だった。
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