図解
※記事などの内容は2019年6月3日掲載時のものです
将棋の羽生善治九段(48)が4日、東京都内で指された第60期王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王(26)に勝って通算勝数を1434勝に伸ばし、故大山康晴十五世名人の記録を27年ぶりに更新して歴代単独1位を達成した。羽生九段は白組優勝で挑戦者決定戦への進出を決めた。
羽生九段は埼玉県出身。1985年、史上3人目の中学生プロ棋士としてデビューし、89年に竜王戦を制して初タイトル。96年には史上初めて7大タイトル(当時)を同時制覇した。2017年、前人未到の永世7冠の資格を獲得。昨年は将棋棋士として初めて国民栄誉賞を受賞した。
羽生九段の通算成績は1434勝591敗2持将棋(引き分け)。勝率7割0分8厘は歴代勝数10位以内の棋士の中で最も高い。通算タイトル獲得数も歴代1位の99期。昨年は竜王位を防衛できず、12月に27年ぶりの無冠となったが、現在、王座戦の挑戦者決定トーナメントも勝ち進んでおり、早期の復冠とタイトル100期達成への期待が高まる。
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