図解
※記事などの内容は2019年3月14日掲載時のものです
仮想通貨を保管していたインターネットサイトから約1500万円分の「モナコイン」を不正に引き出したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は14日、電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿)容疑で、宇都宮市の少年(18)を書類送検した。容疑を認めているという。
仮想通貨をめぐっては昨年、580億円相当の「NEM(ネム)」が不正アクセスを受け流出するなどした事件が起きている。同課によると、仮想通貨を不正に引き出した人物を特定し、検挙したのは全国初という。
送検容疑は昨年8~9月、仮想通貨の保管などのサービスを行うサイト「Monappy(モナッピー)」を攻撃して誤作動させ、当時のレートで約1500万円分のモナコインをだまし取るなどした疑い。
モナッピーの運営会社が同年9月1日、モナコインの残高が減っていることに気付き、調査を開始。外部のネットワークと接続した状態で保管されていた7700人余りの計約9万3000モナ(モナコインの単位)の流出が判明していた。
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