図解
※記事などの内容は2019年2月14日掲載時のものです
不正に入手した共通ポイント「Ponta(ポンタ)」を使ってゲーム機などをだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は14日までに、詐欺容疑で、中国籍の自称会社役員尹三川容疑者(25)=東京都小金井市東町=を逮捕した。容疑を認めているという。
同課によると、使用されたポイントは、航空機に乗った距離などに応じてもらえる「JALマイレージバンク」のマイルから不正アクセスにより交換されたものという。同課は他にも関わった人物がいるとみて調べている。
逮捕容疑は昨年8月17~18日、福生市の家電量販店などで、不正入手したPоntaポイントを使って、計約11万9000円分のタブレット型端末やゲーム機をだまし取った疑い。
同課によると、同月中旬ごろ、何者かが他人のIDやパスワードを使用してJALマイレージの会員サイトにログイン。顧客21人分の計約137万マイルをPоntaポイントに交換したという。
尹容疑者はポイントがたまったPоntaのアカウントのIDとパスワードを購入。スマートフォンのアプリでIDなどが登録されたバーコードを提示し、ゲーム機「ニンテンドースイッチ」などを購入していたとされる。
捜査関係者によると、アカウントのIDなどは、マイルから移行されたポイントの3割ほどの値段で売買されていたとみられる。
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