図解
※記事などの内容は2018年3月22日掲載時のものです
昨年1年間に全国の警察が把握した仮想通貨アカウントが狙われた不正送金被害が149件、総額約6億6240万円に上ることが22日、警察庁のまとめで分かった。同庁は、仮想通貨の認知度が高まったほか、価格高騰などにより被害が増えたとみている。年間の被害集計は今回が初めて。
警察庁によると、被害があったのは国内外の交換業者など19社に開設された個人アカウント。仮想通貨ごとの被害額では、リップルが最多の約4億5350万円で、ビットコインの約1億9440万円が続いた。イーサリアムは約530万円、ネムなどその他は920万円だった。
月別の件数をみると、1~3月の発生はなかったが、4月に7件となり、6月には41件を記録。その後に減少したが、11月に10件、12月に25件と再び増加に転じた。このほか、時期不明や2016年までの発生が7件あった。いずれも容疑者の摘発には至っていない。
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