図解

【図解・社会】氷河が確認された唐松沢雪渓(2019年10月)

氷河が確認された唐松沢雪渓

北アルプスで氷河確認=国内7例目、唐松沢雪渓-新潟大など

※記事などの内容は2019年10月3日掲載時のものです

 長野、富山両県にまたがる北アルプス唐松岳(2696メートル)の唐松沢雪渓(長野県白馬村)が、新潟大などの調査で3日までに氷河と確認された。国内では2018年に確認された鹿島槍ケ岳のカクネ里雪渓(長野県大町市)などに続き7例目。日本雪氷学会の学会誌に論文が近く掲載される。
 富山県立山カルデラ砂防博物館(同県立山町)によると、氷河の定義は、雪が押しつぶされてできた氷の塊「氷体」が重力によって長期間流動しているもの。唐松沢雪渓は標高1750~2280メートルで、表面の雪の下に厚い氷体が広がる。厚さは平均で約25メートル、最も厚い所で約35メートルあり、長さは約1キロに及ぶ。 
 新潟大などの調査団は18年9月、唐松沢雪渓の5カ所にポールを埋め込み、先端に全地球測位システム(GPS)を設置して動きを測定。その結果、同年9~10月の29日間に、最大約25センチ動いていることを確認した。
 9~10月は氷の上の雪が最も薄く、荷重が小さいこの時期に流動が確認されれば、氷体は1年を通して動いていると判断できるという。

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