図解

【図解・社会】新型コロナのワクチン開発イメージ(2020年6月)

新型コロナのワクチン開発イメージ

RNAのワクチン技術開発へ=新型コロナで川崎市財団など

※記事などの内容は2020年6月5日掲載時のものです

 新型コロナウイルスに対するリボ核酸(RNA)のワクチン技術を共同で開発すると、川崎市産業振興財団のナノ医療イノベーションセンターと東京都医学総合研究所が5日までに発表した。ウイルスの目印となる抗原たんぱく質を生み出すRNAを人の免疫細胞に送り込み、ウイルスが侵入しようとした際に識別して退治できるようにする。
 同センター長の片岡一則・東京大特任教授は「これまで培ってきた技術を基盤として、なるべく早く、実際に使えるワクチンにしたい」と話している。
 ワクチンとして使うRNAの種類は、たんぱく質を構成するアミノ酸の情報を伝える「メッセンジャーRNA(mRNA)」。最適な抗原たんぱく質を生み出すよう、組み換えワクチン技術を持つ都医学総研がmRNAを設計する。
 一方、1本鎖のmRNAのままでは免疫細胞が活性化しないので、同センターが開発した部分的に2本鎖にする技術を活用する。そのまま人体に投与するとすぐ分解されてしまうため、多数のmRNAが球状に集まった微粒子の状態にして投与する技術を応用し、免疫細胞に届ける。
 同センター客員研究員の内田智士・東大特任助教によると、ダミーのたんぱく質を生み出すmRNAにこれらの技術を使い、マウスに投与する実験を行ったところ、免疫細胞が活性化し、毒性はなかった。人の免疫細胞への投与でも活性化できた。 

●新型コロナ感染者の接触確認アプリ
●抗原検査の仕組み
●新型コロナ早期収束に必要な感染対策
●行動自粛継続の重要性について
●PCR検査の主な流れ
≫ 新型コロナ関連図解をもっと見る(一覧)

図解・社会

  • 事件・事故(消費者問題含む)
  • 警察・治安(交通・調査含む)
  • 情報・通信(調査含む)
  • 災害・気象(防災含む)
  • 裁判
  • 運輸・交通
  • 健康・医療・科学
  • 安全・危機管理(原発含む)
  • 教育・宇宙
  • 皇室
  • 環境・自然・文化
  • 軍・自衛隊
  • 調査・社会一般・その他
  • 企業不正・疑惑

新着

会員限定


ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ