図解
※記事などの内容は2019年6月12日掲載時のものです
日本産業カウンセラー協会は12日、2018年度に寄せられた悩み相談の件数を公表した。男性の「メンタル不調・病気」に関する相談は718件(15.3%)で、355件(6.3%)だった女性の2倍以上となった。年代別では特に40代が目立ち、協会は「中間管理職に当たる世代で心の悩みを抱える人が多くなっている」と指摘する。
男性の相談内容は「うつ」が最多の334件。「メンタルな病気」が248件で続く。中間管理職は仕事で上司と部下の板挟みになり、家庭も忙しいため、自分のことが後回しになり、気付かない間に重症になってしまう傾向があるという。
協会では「つらいと思ったら、心にため込んで頑張ってしまわずに、できるだけ定期的にカウンセリングに行き、気持ちを話してほしい」と呼び掛けている。
悩み相談は電話と対面で実施しており、18年度の件数は男女計で1万371件。全体の内容別では男女ともに「職場の問題」が首位で、2位は「自分自身のこと」だった。
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