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【図解・社会】医学部入試における男女の合格率と比率(2018年9月)

医学部入試における男女の合格率と比率

医学部合格率、7割の大学で男子が上=「得点操作」東京医大のみ-文科省緊急調査

※記事などの内容は2018年9月4日掲載時のものです

 文部科学省は4日、東京医科大の不正入試問題を受けた緊急全国調査の結果(速報)を公表した。今年度入試では、全国の国公私立大医学部の7割に当たる57大学で、男子の合格率が女子より高かった。一方、東京医大以外に、女子受験生の得点操作などの不正を行っていたと回答した大学はなかった。
 同省は、必要に応じて大学側への訪問調査などを行い、10月に最終結果を公表する。
 緊急調査は8月、医学部医学科を置く81校を対象に実施。今年度から2013年度まで過去6年分の入試での受験者数、合格者数のほか、特定の受験者への加点や性別、年齢による合否判定での差異の有無を尋ねた。
 それによると、今年度は70%に当たる57校で男子の合格率が女子を上回り、17~13年度のいずれも57~71%の大学で男子が上だった。18歳以下と19、20、21歳、22歳以上の各年齢で比較しても、全ての年度で男子の合格率が上回った。
 女子の合格率を1としたときの男子の合格率を6年間の合算値でみると、順天堂大が1.67でトップ。以下、昭和大が1.54、日本大1.49、九州大1.43と続いた。一方、男子の方が低かったのは弘前大(0.75)、岐阜大(0.84)、徳島大(0.87)などだった。
 東京医大は今年度、男子の合格率が9%、女子は3%で3倍の開きがあったが、昨年度は女子が6%と男子の5%を上回り、15、13年度は男女が同率。6年分の比率は1.29だった。
 文科省大学入試室の山田泰造室長は「男子優位の学部、学科は他に見当たらず、特徴的。理工系も文系も合格率は女子が優位な場合が多い」と指摘し、回答内容を詳しく分析する考えを示した。 

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