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【図解・社会】教科書検定の流れ

教科書検定の流れ

中学教科書ページ7.6%増=「対話的学び」重視―新指導要領で初検定

※記事などの内容は2020年3月24日掲載時のものです

 文部科学省は24日、2021年度から中学校で使用される教科書の検定結果を公表した。同年度から全面実施される新学習指導要領に基づく初の検定で、指導要領改定や教科書の大型化を受けて、平均ページ数(申請段階、A5判換算)は平成最多だった現行教科書から7.6%増え、全10教科106点で計1万1000ページを超えた。
 新指導要領では、自ら問題を見つけ解決する力を育成するため、討論などを通じて能動的に学習する「主体的・対話的で深い学び」(アクティブ・ラーニング)を重視。このため、各教科とも章や単元の冒頭で学習課題を示した上で、最後に学んだ内容を振り返ってグループでの話し合いを促すなどの取り組みが多く見られた。
 昨年度に検定を受けた小学校教科書から使用が認められたQRコードやURLは、各社とも随所で活用。リンク先のホームページに外国人による音声や実験の動画を用意するなど、さまざまな工夫を凝らした。
 社会では北方領土に加え、竹島(島根県)と尖閣諸島(沖縄県)も「わが国の固有の領土」と新指導要領に明記された。ただ、現行の指導要領解説書には既に記載され、教科書も対応済みだったため、固有の領土に対して検定意見は付かなかった。
 検定を受けた110点のうち社会(歴史的分野)と技術・家庭(技術分野)で計4点が不合格となった。うち自由社の歴史では、欠陥箇所が1ページ当たり1.2カ所以上あると再申請が認められない新制度が初めて適用された。このほか、国語と英語の5点は合否判定が出る前に教科書会社が申請を取り下げた。

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