図解
※記事などの内容は2019年9月18日掲載時のものです
政府は18日、皇位継承に関する式典委員会(委員長・安倍晋三首相)の第7回会合を首相官邸で開き、天皇陛下の即位を内外に宣言する10月22日の「即位礼正殿の儀」などの細目を決定した。陛下の皇居・宮殿「松の間」への入室経路は平成の代替わり時から変更し、京都御所で行われていた昭和以前の伝統の形式に戻した。入室した陛下は平成時を踏襲し、玉座「高御座(たかみくら)」に上り、お言葉を述べられる。
式典委の開催は10月に行われる一連の儀式前としては今回が最後。政府は細目に基づき、準備を加速させる。
即位礼正殿の儀は即位の礼の中心的な儀式。平成の代替わりの際は、中庭を囲む形で参列した外国元首や三権の長らが天皇、皇后両陛下の姿を直接見られるよう、両陛下は中庭に面した廊下を歩いて松の間に入った。
今回は台風など荒天となる場合を考慮して中庭に参列者用の仮設ステージを設けず、外国賓客らは「豊明殿」や廊下などに着席。42~200インチの大小のモニターを計30台設置し、儀式の様子を見られるようにした。
皇后さまも同様の経路で松の間に入り、「御帳台(みちょうだい)」に立つ。秋篠宮ご夫妻を除く皇族の服装は、束帯などの着用が難しい高齢の方が含まれる事情を踏まえ、えんび服やロングドレスといった洋装も可能とした。
天皇陛下の歩み
天皇、皇后両陛下の歩み
天皇皇后両陛下入室の経路
即位礼関係儀式の主な日程
即位礼正殿の儀が行われる中庭の配列見取り図と装束・旛類の例
即位礼正殿の儀の式場「正殿松の間」
即位礼正殿の儀の式次
天皇即位パレードの経路
皇室の構成
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